先日、新潟駅前の洋風居酒屋カリスさんにお邪魔させて頂きました。
ライブイベントのイメージが強い同店ですが、実は料理にハンパなく注力しているお店でもあります。
今まで何度か集団で入店した事はあるんですが、一人飲みは今回が初めて。
2時間飲み放題が2000円という新潟駅前とは思えない価格設定で、ほぼ飲みに専念し、各種アルコール飲料を堪能させて頂きました。
で、そんなカリスさんで注文した数少ないフードメニューのうちの一つがホルモン焼き(正式メニュー名失念)。
実はこのホルモン焼き、単なるホルモン焼きではなくて、牛モツにポコッと脂塊が付着しているという新潟ではなかなかお目に掛かれないもの。
モツのボイル時間を短めに処理する事でこのような脂塊が残るようなんです。
実際新潟で入手するにはちょっと特殊なツテが必要だそうでして、それが新潟ではなかなかお目にかかれない所以なようです。
そんな牛モツ・フィーチャリング脂塊ですが、これがなかなかの絶品でして、思わずお店の人に「コレ凄い旨い、メチャメチャ旨い。こんなの他所の店じゃ食えないよ!」と、やかましいくらいに絶賛してしまいました。(なにしろ酔っぱらいだからね)
それに対して、並のお店ならここで「そうでしょ?新潟でこれが食べられるのはウチくらいなもんですからね」くらいの事を言うのでしょうが、ここのお店は、その辺謙虚でして「ウチは冷凍物使っているけど、万代行けば生モツ使ってる店あるんですよね~」とやけに卑下する始末。
でもね、その万代のお店のホルモンがどんなもんか知らないけど、ここのホルモンだって絶品ですよ。
こういうシーンに出くわすと、多分テキトーコンサルあたりが「冷凍モツを使っているようではまだまだオンリーワンとは言えない」とか説教垂れたんだろうな~、などと私は勝手な妄想を繰り広げてしまうんですが、何がなんでもオンリーワンだとか差別化だとか、いちいち言い過ぎ!という思いがあるのですよ。どうもスマップの「オンリーワンがどうたら」という歌がリリースされた辺りからそういう傾向に拍車がかかったような気がするんですが、だいたい世の中そんなに個性だらけだったら収拾つかんだろうが、と思ってしまいます。
まぁ、そんな訳で、ホルモン焼きにかこつけて、何時の間にやら自分の日頃の鬱憤をブチ撒ける場にしてしまいましたが、世の中何でもかんでもオンリーワンだったらいいってもんじゃない、むしろオンリースリーくらいでも良いんじゃね?と、感じた次第なのでした。