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仏壇屋プチウィンドウショッピング

先日、燕三条の福宝前を通りがかった時、たまたまウインドウ越しに店内を眺めたら、ペット関連の仏壇が置いてあってちょっとビックリ。

ペット産業が近年デカくなってきているという話は、ニュースで聞いていたけど、こういうちょっと意外な業界も参入している点に、ちょっとした衝撃を受けました。
まぁペットの葬儀屋とかペット霊園が存在するくらいだから、落ち着いて考えてみりゃペットの仏壇も当然あってもおかしくないですけどね。

確か「仏壇は400年に一度のお買い物」って聞いたことがあるけど、ペット用の仏壇だったら購買サイクルははるかに早いはずなので、そういう意味では人間用よりもオイシイ商材なのかもしれません。

※ でも、これって仏壇屋に置くよりもペットショップに置いた方が売れるような気も。
まぁ生まれたての子犬がいる脇に仏壇が並んでいる光景を想像すると、なかなかミスマッチな感じもしますが。 [separator]

高橋博志氏講演会行ってきました

事前情報によると、この高橋さんという方、とにかくロクな目に会っていないのに、常にピンチをチャンスに変換して、不死鳥のごとく復活を遂げ、さらなる飛躍を繰り返してきたというスゴイ人。
それでいてニックネームがバットマンという不思議キャラな人でもあります。

そんなプロジェクトXを地で行っている人だったら、深イイ話を拝聴して元気がもらいに行ってみるかな、って程度の参加動機だったんですが、これがとても奥深い内容だったんです。

生まれつき耳が聞こえないハンディを背負い、最初の就職先では軍人あがりの社長にボコボコにされ、家業に入れば番頭や取引先にコケにされる日々。パソコンの特約販売に活路を見出すも、メーカーの手のひら返しに会い、続いて家業の製材所が全焼、父親との確執と家業の会社への出入り禁止・・・といった感じで、アクシデントの一言で片付けるには重過ぎる苦難を背負いつつも、そこから常に何かを学び取る姿勢はただただ頭が下がるばかりでした。

が、それでいて講演の雰囲気は決して重くなく「こんな目にあっちゃってさ~アハハ」的なノリで、黒いニット姿でスティーブ・ジョブズのゼスチャーを取るなどお茶目な一面も見せていただく一幕なんかもあったりしました。

そんな高橋さんから今回得た教訓は、

・ 時代の波を読むこと
・ マーケティングの大切さ(会社へ出入り禁止になった際に高橋さんに道筋を与えたのが八甲田山中で読んだマーケティング本)
・ ライバルは同業だけとは限らない、見えないところで他業種に客を奪われている


これらは、ごく当たり前な事でもあるんだけど、実は私自身ずっと忘れていた事でもあるので、今さらこのような事に衝撃を受けた自分自身に正直愕然としてしまい、そういう意味でも自分に良い喝が得られた講演会でした。 [separator]